​Colum

御存じの方も多いかもしれませんが、サックスはベルギー人のアドルフ.サックスという人の発明です。 

一応、木管楽器とされてますが、ブラス(金管楽器)の本体にリード(木管楽器の特徴)を

使用するという当時のいわゆる画期的な発明というやつです。

比較的、楽器としては新しいものなので他の楽器と違い

まだまだ改良(改悪?)の途中という感じがあります。

 もちろん根本的なところは当然ながら出来上がっていて、だいたいは指のポジションの改良とか、

音程が正確になるためのシステムとか、こまかいパーツの材質などなど、

メーカーそれぞれお互い影響しあい(盗みあい?)

よりよいものをと、つねに新しいモデルが、発表されています。

 最近はプレイヤーの志向や、演奏する音楽のジャンルなどで好みのモデルが別れるところだと思います。

ところでいままで私が、興味深く面白く思っていたのは、サックスに限っていえば、

S社のサックスが市場の大半を占めていたということです。

他の楽器は、いろいろなメーカーがそれぞれ市場を分け合ってましたが、

ことサックスに関しては、S社がほとんど市場を独占していた感じです。 

もちろん他のメーカーもがんばってましたが、

だいたいはS社に追いつけ追い越せという状態だったのではないでしょうか。

不勉強でもうしわけないのですが、なぜそうなったのかというのが私にはわかりません。

 罰当たりな私は、S社の当時の営業マンが全世界的に優秀だったのか!とかということを、

つい考えてしまったりしてます.........。

 まあしかし、あたりまえですが、S社の製品は素晴らしいですし、実際私も使用してます。

 いわゆるグローバルスタンダードという状態ですね。

 以前の他のメーカーはどうだったのでしょうか?

 それこそ私、不勉強なのでよくわからないのですが、

昔一時期(もちろん今も)、いろいろなメーカーが存在していたようです。

私のバリトンサックス(C社製)はそのころを代表するような物です。それは音程が悪い事以外、

あとは素晴らしいサックスです。(かっこいいし.................。) 

ですが音程が悪いというのはやはり楽器にとっては致命的だと思う事があります。

それでも、使っているのは、買い替えるお金がないのと?!音質などの魅力に負けているから...。

(最近、国産のサックスに買い換えました。ホントは二本持っていたかったけど、そうもいきませんでした...。)

 次によくいわれるのは、音程は良いけど音質がどうもいまいちだな、というたぐいです。

昔の国産のものがそれにあてはまっていたようです。

 それでここ数十年はなにはなくともS社製だったようです。

ここのところ、やっといわゆる消費者のニーズでいろいろなメーカーがまた台頭してきたのでは?

うらを返せば他のメーカーも素晴らしいサックスを製造しているということでしょう。

 楽器は、安いものではありませんし、ずっとつき合って行くものですから、

新品を選ぶにしても中古品を選ぶにしても自分の納得のいくものを選びましょう。

そして、定期的なメンテナンスが重要です。


MOUTHPIECE
マウスピースについては、サックス本体と違い多種多様なモデルが存在してます。
根本的に音色の差は材質とボアと言われる内径の違いが大きいと思われます。
 ラバーは、木管らしい太めのやさしい感じ、
メタルは明るめでシャープな印象といったところでしょうか。
それとどちらにも共通ですが、内径の差は非常に大きく影響します。
容量が小さいと明るく派手、
大きいと太く暗めの音色と言う感じです。
そして、前者は低音の出しやすさに難があり、
高音は出やすいがピッチが高くなりやすい。
後者は低音は出しやすいが、高音域での出しやすさが多少難ありといった特徴があります。
必要とされる息の量も前者は少なめ、後者は多めが要求されます。
あと演奏者にしかほとんどわかりませんがタンギングした時、
その反応が違うという印象をうけます。まあ一長一短というところでしょうか。
どういうのを使うかは、使い手の好みになってきますね。


 
私は節操なくいろいろな音楽をやってますが根本的には、
マウスピースは、ほとんど変えてません。
持論になってしまいますが、一番影響するのはその音楽にあった吹き方ではないでしょうか。
もちろん派手な音のする物、地味な音のする物と多様なマウスピースがありますが、
それよりもたとえば、フレージングとかビブラートなどの違いが
その音楽にあうかどうかだと思います。
そしてリードの選択でも音は変わるのだと思います。
もっともこれは私のやりかたで、
まわりを見渡すとやはりいろいろな方法論をお持ちのプレイヤーがいます。
皆さんお考えをおよせください。




REED
 これこそ、いろんなメーカーそして何種類もの硬さ、カットのしかたの違いなど、
いろいろな要素がありどれを選ぶかほんとうに迷うところです。
そしてまた、いちばん吹奏感に影響するところなので一枚一枚の違いなども無視できません。
まあ大別して、アメリカンカットとフレンチカットの2種類がありますが、
使用しているマウスピースの種類によりフィットするかしないか決まって来ますし、
音質や硬さそしていわゆる腰(硬さのポイント)の位置もいろいろですね。
なんにしてもいろいろ試して自分に一番合うものを見つけるべきだと思ます。

 私は、リード選びだけ贅沢にかつ慎重にすべきでは?と思ってます。
最近リードの品質が悪くなったと言われています。
ですからあるていど以上の枚数のリードを試してみないと
良い結果がでないのではないでしょうか。
あわないリードを使って吹く時の苦痛はなんとも形容しがたいものがあります。
それだけにリード選びは、興味深い反面、頭を悩ます一番の問題だと思います。
これは、人により色々なやり方があると思いますが、
その時演奏する場所や音楽のジャンル、
はてはPAのモニターの状況によっても適切なリードは変わると思います。

 ちなみに私は、新しいリードを選ぶ時にはシーリングという作業をやってます。
簡単に説明しますと、それは最低20分ほど水に浸したリードをたいらな場所に置き、
たとえばスプーンの背のようなものでリードをあるていどの力で、
繊維にそって圧す作業の事をいいます。
繊維の中の余分な物(水分や空気)を出し、繊維を長もちさせます。
すこし力加減などコツがいりますが、こうすることにより、
新しいリードをそのまま使った時におこる、
吹奏感の極端な変化が、おこりづらいと思います。いちどお試しください。




HOW TO PRACTICE

 練習について書いておこうと思います。
練習は、当然毎日やるのが大切だと思います。
よく言う事ですが、週末に一日中やるより、
毎日時間を決めてやるほうが効果的なのはいうまでもありません。
ここでは、基本的なことを書きますが、
なんといっても練習の柱になるのはロングトーンです。 (譜面は下記に。)
たしかに退屈な練習ですが、これをやらずにうまくなれた人は今までいないでしょう。
 ここで私が効果があると思うやりかたは、
まずメトロノームを使い60のテンポで2拍2拍8拍、
C.C#.D ........ C#.D.D#........ D.D#.E このように3種類の隣り合った音を
半音づつずらして吹くやり方です。
もちろん最低音から最高音までやります。上から下へも同様です。
隣り合った音の音質、音量、音程に気を配ると良いでしょう。
次に効果があるのは、一つの音でppp<fff>pppと吹く方法です。
スムースに音量が変化するように、
また音程が変化しないように気をつけてください。
まじめにやるとこれだけで30分以上かかります。
そのあと、欲を言うと5度音程やオクターブ音程の練習をやるといいでしょう。
ある程度レベルの高い人は、オーバートーンの練習も大切です。

 そして今度は、各種のスケール練習(12KEY)です。
全てのKeyで、先ずはイオニアンスケール(ドレミファソラシド)を吹けることが大事です。
これが出来たらマイナースケールの3種類です。
他に、Deminish HollTone Alterdなどなど。さあ大変な事になって来ました。
とりあえず、ドレミをしっかり吹けるようになりましょう。
むずかしいスケールも、わりと簡単に覚えられる方法があります。

あとは、難しいフレーズを練習したり、有名なアドリブをコピーして練習したりです。
そっくり似せるのは難しいですが似せるのも勉強です。
そして自分のプレイを録音すると良いでしょう。
思わぬ長所や欠点がよくわかります。
つねにメトロノームを使ってやること、いつも理想の音を頭に描く事、省略しないこと、
大切だと思います。
あと大切なのは、タンギングです。いろいろな種類のタンギングがありますが、
まずしっかりとした癖のない
タンギングができるようになる事です。やはりメトロノームを使って練習しましょう。
それとJAZZやPOPS系の音楽はアクセントの位置がすごく重要です。
これがおかしいとせっかく良いフレーズを吹いてもかっこよく聞こえません。
8分音符のウラにアクセントがしっかり入れられるか、
チェックしてみてください。
今、アクセントと書きましたが、4beatを例にとると8分音符をバウンス
(3連を基本にしたノリ)して吹けるか、
8分音符のうらの音符にアクセントを入れられるか、
シンコペーション(最初の8分音符にテヌート、次の4分音符をスタッカート)を
しっかりできるかなどのことも重要だと思います。
 ふと気がつくと、プロフェッショナル志向の人の練習方法になってました。
皆さんのレベルや指向にあわせて、適当に省略してください。
なんだか、面白みのない練習方法ですが結局これが一番の方法だと思います。

ざっと簡単に書きました。実際はもっと一杯いろいろなことがあるのですが、
ここではこのくらいで勘弁してください。 
もし質問があれば私なりにお答えします。
答えに対する感想もお願いします。